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2005年9月10日 (土)

下妻物語

2004年il_2anv_03
監督:中島哲也
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子
     樹木希林、阿部サダオ、小池栄子

  期待以上だった。もっとおちゃらけた映画かと心配していたが、結構まともなところがある映画だった。元ヤンキーのロリータ娘と現役ヤンキー娘の出会い。最初は反発しあいながら最後は真の友情で結ばれるようになる。こう書くとお決まりのパターンだが、最後になってもロリータ娘はロリータ路線を変えようとはしないし、ヤンキー娘も相変わらずバイクをぶっ飛ばしている。互いに友情を結び合いながらもそれぞれの生き方を貫こうとするところがさわやかな後味を残す。

  見かけの演出としてはテレビでよく見かける低俗なおふざけ、お笑いドラマタッチだが、しっかりとした芯があるのでむしろ良質の風俗コメディになっている。特に主演の二人がいい。中でも深田恭子の徹底したロリータぶりがいい。ヤンキーの土屋アンナを見るときの「何この人」という目つきや顔つきが実に堂に入っている。なかなかの存在感ですっかり彼女を見直した。土屋アンナはやや無理してヤンキーを演じている感じがしてその分深キョンに劣るが、実は役柄そのものもそういう設定なのだ。まったく煮ても焼いても食えない不良というわけではない。案外素朴で信念もあり、人情もある。本物の水野春夫を見て興奮するところも笑える。また、周りの人たちが彼女たちを冷たい目で見ていないところがいい。深キョンの父親や祖母も相当な変わり者だ。街の人たちも特に毛嫌いしている感じはない。

 しかし全面的に良いともいえない。どうしてこういうおふざけタッチで描かなければならないのか。最近の日本映画は何かを正面から描こうとするものは少ない。「GO」や「ジョゼと虎と魚たち」のような優れた映画にもそういうタッチは多少紛れ込んでいる。「深呼吸の必要」「誰も知らない」は例外的な作品だ。漫画の映画化や昔のドラマの焼き直しばかりはびこっている。エスプリもユーモアもアイロニーもない、かといって良質のどたばた喜劇の洗礼された切れ味もない。「踊る大捜査線」のようなバカバカしさがコメディだと思っている。「下妻物語」はそのレベルをはるかに超えてはいるが、その影響は受けている。ただ面白いと言っているだけではなく、このあたりも考えてみる必要があるだろう。ただこの映画には力があり、そこから新しいコメディの可能性が見えてくるかも知れない。この後どう脱皮して行くか期待したい。

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映画」カテゴリの記事

コメント

 kimionn20002000さん コメントありがとうございます。
 kimionnさんのブログに中島監督の写真が載っていましたが、確かに怖そうな顔ですね。あの顔で、それも昔気質であんな軽妙な映画を作ってしまうとは!「嫌われ松子の一生」も楽しみです。

僕の友人の博報堂のCMデイレクターが、中島監督のことよく知っているようなんだけど、CM界では鬼才だから、近づくのが怖い存在なんだって。結構、昔気質の、いい意味で職人のようですよ。

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