最近のトラックバック

お気に入りホームページ

お気に入りブログ

  • 真紅のthinkingdays
    広範な映画をご覧になっていて、レビューの内容も充実。たっぷり読み応えがあります。
  • 京の昼寝〜♪
    僕がレンタルで観る映画のほとんどを映画館で先回りしてご覧になっています。うらやましい。映画以外の記事も充実。
  • ★☆カゴメのシネマ洞☆★
    細かいところまで目が行き届いた、とても読み応えのあるブログです。勉強になります。
  • 裏の窓から眺めてみれば
    本人は単なる感想と謙遜していますが、長文の読み応えのあるブログです。
  • なんか飲みたい
    とてもいい映画を採り上げています。短い文章できっちりとしたレビュー。なかなかまねできません。
  • ぶらぶらある記
    写真がとても素敵です。

お気に入りブログ 2

« 駅前旅館 | トップページ | ハリー・ポッターの新作が面白い »

2005年9月10日 (土)

下妻物語

2004年il_2anv_03
監督:中島哲也
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子
     樹木希林、阿部サダオ、小池栄子

  期待以上だった。もっとおちゃらけた映画かと心配していたが、結構まともなところがある映画だった。元ヤンキーのロリータ娘と現役ヤンキー娘の出会い。最初は反発しあいながら最後は真の友情で結ばれるようになる。こう書くとお決まりのパターンだが、最後になってもロリータ娘はロリータ路線を変えようとはしないし、ヤンキー娘も相変わらずバイクをぶっ飛ばしている。互いに友情を結び合いながらもそれぞれの生き方を貫こうとするところがさわやかな後味を残す。

  見かけの演出としてはテレビでよく見かける低俗なおふざけ、お笑いドラマタッチだが、しっかりとした芯があるのでむしろ良質の風俗コメディになっている。特に主演の二人がいい。中でも深田恭子の徹底したロリータぶりがいい。ヤンキーの土屋アンナを見るときの「何この人」という目つきや顔つきが実に堂に入っている。なかなかの存在感ですっかり彼女を見直した。土屋アンナはやや無理してヤンキーを演じている感じがしてその分深キョンに劣るが、実は役柄そのものもそういう設定なのだ。まったく煮ても焼いても食えない不良というわけではない。案外素朴で信念もあり、人情もある。本物の水野春夫を見て興奮するところも笑える。また、周りの人たちが彼女たちを冷たい目で見ていないところがいい。深キョンの父親や祖母も相当な変わり者だ。街の人たちも特に毛嫌いしている感じはない。

 しかし全面的に良いともいえない。どうしてこういうおふざけタッチで描かなければならないのか。最近の日本映画は何かを正面から描こうとするものは少ない。「GO」や「ジョゼと虎と魚たち」のような優れた映画にもそういうタッチは多少紛れ込んでいる。「深呼吸の必要」「誰も知らない」は例外的な作品だ。漫画の映画化や昔のドラマの焼き直しばかりはびこっている。エスプリもユーモアもアイロニーもない、かといって良質のどたばた喜劇の洗礼された切れ味もない。「踊る大捜査線」のようなバカバカしさがコメディだと思っている。「下妻物語」はそのレベルをはるかに超えてはいるが、その影響は受けている。ただ面白いと言っているだけではなく、このあたりも考えてみる必要があるだろう。ただこの映画には力があり、そこから新しいコメディの可能性が見えてくるかも知れない。この後どう脱皮して行くか期待したい。

« 駅前旅館 | トップページ | ハリー・ポッターの新作が面白い »

映画」カテゴリの記事

コメント

 kimionn20002000さん コメントありがとうございます。
 kimionnさんのブログに中島監督の写真が載っていましたが、確かに怖そうな顔ですね。あの顔で、それも昔気質であんな軽妙な映画を作ってしまうとは!「嫌われ松子の一生」も楽しみです。

僕の友人の博報堂のCMデイレクターが、中島監督のことよく知っているようなんだけど、CM界では鬼才だから、近づくのが怖い存在なんだって。結構、昔気質の、いい意味で職人のようですよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/133483/5867272

この記事へのトラックバック一覧です: 下妻物語:

» 道草(ネタバレありません)Vol.07 [LACK OF WORDS]
「下妻物語」 監督:中島哲也 日本映画ベストテン 第3位(キネ旬 2004年)読 [続きを読む]

» 映画 『下妻物語』 [honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜]
『下妻物語』公式サイト:http://www.shimotsuma-movie.jp/製作:2004年日本監督:中島哲也出演:深田恭子/土屋アンナ/宮迫博之/篠原涼子 《公開時コピー》わたし根性ねじまがってまーす桃子とイチゴの、あまくない友情!? 原作は、乙女のバイブルとしてそ....... [続きを読む]

» NO.148「下妻物語」(日本/中島哲也監督) [サーカスな日々]
「群れない、媚びない、へこたれない」という少女たちの精神を、文句なしに支持したい! 「群れない、媚びない、へこたれない」という精神は、みていてとても気持ちがいい。これは少年少女に向けられた言葉というより、いまの時代状況に向けて発された言葉だとしても、僕は本気で支持したい。 コミュニティや協調やコンセンサスや調和や、いろんな言い回しをしようが、「異端は排斥する」という思想が、日常に満ちている。「ひきこもり」をしようもの... [続きを読む]

« 駅前旅館 | トップページ | ハリー・ポッターの新作が面白い »

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

ゴブリンのHPと別館ブログ

フォト
無料ブログはココログ