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2021年12月 1日 (水)

先月観た映画 採点表(2021年11月)

「マルモイ ことばあつめ」(2019)オム・ユナ監督、韓国 ★★★★★
「若者の旗」(1970)森川時久監督、日本 ★★★★☆
「ミステリー・トレイン」(1989)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ・日本 ★★★★☆
「殺陣師段平」(1950)マキノ雅弘監督、日本 ★★★★☆
「彷徨える河」(2015)シーロ・ゲーラ監督、コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン ★★★★△
「第七天国」(1927)フランク・ボーゼージ監督、アメリカ ★★★★△
「遠い日の家族」(1985)クロード・ルルーシュ監督、フランス ★★★★△
「天国への階段」(1946)マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督、英 ★★★★△
「ガス燈」(1940)ソロルド・ディキンソン監督、イギリス ★★★★△
「サンドラの小さな家」(2020)フィリダ・ロイド監督、アイルランド・イギリス ★★★★△
「黄色いロールス・ロイス」(1964)アンソニー・アスキス監督、イギリス・アメリカ ★★★★△
「七つの弾丸」(1959)村山新治監督、日本 ★★★★△
「幽霊西へ行く」(1935)ルネ・クレール監督、イギリス ★★★★△
「黒い牡牛」(1956)アーヴィング・ラパー監督、アメリカ ★★★★
「海辺の家族たち」(2016)ロベール・ゲディギャン監督、フランス ★★★★
「グリーンランド ―地球最後の2日間―」(2020)リック・ローマン・ウォー監督、米・英 ★★★★
「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」(2018)シドニー・ポラック撮影 ★★★★
「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」(2018)アンドレアス・ドレーゼン監督、ドイツ ★★★★
「関の彌太ッぺ」(1963)山下耕作監督、日本 ★★★★
「鳴りやまぬ鼓動」(2015)ミゲル・バレーダ・デルガド監督、ペルー ★★★★
「エルミタージュ幻想」(2002)アレクサンドル・ソクーロフ監督、ロシア・独・日本 ★★★★
「馬三家からの手紙」(2018)レオン・リー監督、カナダ ★★★★
「淀川長治物語・神戸篇 サイナラ」(2000)大林宣彦監督、日本 ★★★★
「ブルーサンダー」(1983)ジョン・バダム監督、アメリカ ★★★★
「ERIMO」(2005)芹澤良克監督、日本 ★★★★
「警視庁物語 12人の刑事」(1961)村山新治監督、日本 ★★★★
「陽気な幽霊」(1945)デヴィッド・リーン監督、イギリス ★★★★
「警視庁物語 聞き込み」(1960)飯塚増一監督、日本 ★★★★
「ハイ・クライムズ」(2002)カール・フランクリン監督、アメリカ ★★★★▽


主演男優
 5 月形龍之介「殺陣師段平」
   ユ・ヘジン「マルモイ ことばあつめ」
   ジャン=ピエール・ダルッサン「海辺の家族たち」
   デヴィッド・ニーヴン「天国への階段」
   アントン・ウォルブルック「ガス燈」
   三國連太郎「七つの弾丸」
   田中邦衛「若者の旗」
   松山省二「若者の旗」
   中村錦之助「関の彌太ッぺ」
   ニルビオ・トーレス「彷徨える河」
   アントニオ・ボリバル・サルバドール「彷徨える河」
   ユン・ゲサン「マルモイ ことばあつめ」
   リック・アーヴァイルス「ミステリー・トレイン」
   ヤン・ベイヴート「彷徨える河」
 4 ジェラール・メラン「海辺の家族たち」
   山本圭「若者の旗」
   レックス・ハリソン「黄色いロールス・ロイス」
   ジョージ・C・スコット「黄色いロールス・ロイス」
   ジョー・ストラマー「ミステリー・トレイン」
   ロバート・ドーナット「幽霊西へ行く」
   ロイ・シャイダー「ブルーサンダー」
   アレクサンダー・シェーア「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」
   ジェラルド・バトラー「グリーンランド ―地球最後の2日間―」

主演女優
 5 イングリッド・バーグマン「黄色いロールス・ロイス」
   山田五十鈴「殺陣師段平」
   シャーリー・マクレーン「黄色いロールス・ロイス」
   エヴリーヌ・ブイックス「遠い日の家族」
   クレア・ダン「サンドラの小さな家」
   工藤夕貴「ミステリー・トレイン」
 4 アリアンヌ・アスカリッド「海辺の家族たち」
   ダイアナ・ウィンヤード「ガス燈」
   ニコレッタ・ブラスキ「ミステリー・トレイン」
   モリーナ・バッカリン「グリーンランド ―地球最後の2日間―」

助演男優
 5 市川右太衛門「殺陣師段平」
   スコット・グレン「グリーンランド ―地球最後の2日間―」
   スクリーミン・ジェイ・ホーキンス「ミステリー・トレイン」
   伊藤雄之助「七つの弾丸」
   キム・ホンパ「マルモイ ことばあつめ」
   杉狂児「殺陣師段平」
 4 フランク・ペッティンゲル「ガス燈」
   レイモンド・マッセイ「天国への階段」
   モーガン・フリーマン「ハイ・クライムズ」

助演女優
 5 ハリエット・ウォルター「サンドラの小さな家」

2021年11月28日 (日)

これから観たい&おすすめ映画・BD(21年12月)

【新作映画】公開日
11月12日
 「SAYONARA AMERICA」(2021)佐渡岳利監督、日本
11月19日
 「COME & GO カム・アンド・ゴー」(2020)リム・カーワイ監督、日本
 「聖地X」(2021)入江悠監督、日本^
11月20日
 「ユダヤ人の私」(2021)クリスティアン・クレーネス、他、監督、オーストリア
11月26日
 「スパゲディコード・ラブ」(2021)丸山健志監督、日本
 「ディア・エヴァン・ハンセン」(2021)スティーヴン・チョボスキー監督、アメリカ
 「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」(2021)アントワーヌ・ヴィトキーヌ監督、フランス
 「ベロゴリア戦記第1章:異世界の王国と魔法の剣」(2017)ドミトリー・ディアチェンコ監督、露
 「ミラベルと魔法だらけの家」(2021)バイロン・ハワード、他、監督、アメリカ
12月3日
 「悪なき殺人」(2019)ドミニク・モル監督、フランス・ドイツ
 「グロリア 永遠の青春」(2018)セバスティアン・レリオ監督、アメリカ
 「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」(2021)スティーヴン・キジャック監督、米・英
 「ナチス・バスターズ」(2020)アンドレイ・ポガティレフ監督、ロシア
 「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」(2019)フランソワ・ジラール監督、英・加・ハンガリー・独
 「パーフェクト・ケア」(2020)J.ブレイクソン監督、米・英
12月10日
 「ラストナイト・イン・ソーホー」(2021)エドガー・ライト監督、イギリス
 「ローラとふたりの兄」(2018)ジャン・ポール・ルーヴ監督、フランス
 「あなたの番です 劇場版」(2021)佐久間紀佳監督、日本
12月17日
 「マトリックス レザレクションズ」(2021)ラナ・ウォシャウスキー監督、アメリカ
 「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」(2019)トッド・ヘインズ監督、アメリカ
 「ボス・ベイビー ファミリー・ファッション」(2021)トム・マクグラス監督、アメリカ
 「私はいったい、何と闘っているのか」(2021)李闘士男監督、日本
12月24日
 「キングスマン:ファースト・エージェント」(2021)マシュー・ヴォーン監督、アメリカ

 

【新作DVD・BD】レンタル開始日
11月24日
 「ブックセラーズ」(2019)D・W・ヤング監督、アメリカ
 「ゴヤ・マーダー」(2019)ヘラルド・エレーロ監督、スペイン
12月1日
 「アーヤと魔女」(2020)宮崎吾朗監督、日本
12月3日
 「イン・ザ・ハイツ」(2020)ジョン・M・チュウ監督、アメリカ
 「5月の花嫁学校」(2020)マルタン・プロヴォ監督、フランス
 「シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち」(2019)セドリック・ル・ギャロ、他、監督、仏
 「返校 言葉が消えた日」(2019)ジョン・スー監督、台湾
 「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」(2020)ミカエル・マルシメーン監督、スウェーデン・米
 「夏への扉 キミのいる未来へ」(2021)三木孝浩監督、日本
 「ブータン 山の教室」(2019)パオ・チョニン・ドルジ監督、ブータン
 「ブラックバード 家族が家族であるうちに」(2019)ロジャー・ミッシェル監督、米・英
 「大綱引の恋」(2020)佐々部清監督、日本
12月8日
 「アメリカン・ユートピア」(2020)スパイク・リー監督、アメリカ
12月22日
 「スーパーノヴァ」(2020)ハリー・マックイーン監督、イギリス
 「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」(2019)ジャスティン・カーゼル監督、豪・英・仏
 「モンタナの目撃者」(2021)テイラー・シェリダン監督、アメリカ
 「明日の食卓」(2021)瀬々敬久監督、日本
1月7日
 「明日に向かって笑え!」(2019)セバスティアン・ボレンステイン監督、アルゼンチン
 「17歳の瞳に映る世界」(2020)エリザ・ヒットマン監督、アメリカ
 「すべてが変わった日」(2020)トーマス・ベズーチャ監督、アメリカ
 「復讐者たち」(2020)ドロン・パズ、ヨアヴ・パズ監督、ドイツ・イスラエル
 「白頭山大噴火」(2019)イ・ヘジュン、他、監督、韓国
 「茜色に焼かれる」(2021)石井裕也監督、日本
 「いとみち」(2021)横浜聡子監督、日本
1月12日
 「犬部!」(2021)篠原哲雄監督、日本
1月14日
 「ライトハウス」(2019)ロバート・エガース監督、アメリカ

 

【旧作DVD・BD】発売日
11月24日
 「博士の異常な愛情」(1963) スタンリー・キューブリック監督、アメリカ
11月26日
 「銀河」(1968) ルイス・ブニュエル監督、フランス・イタリア
12月1日
 「バーフバリ 伝説誕生/王の凱旋」(2015、2017)S.S.ラージャマウリ監督、インド
12月3日
 「ウエスト・サイド物語」(1961) ロバート・ワイズ監督、アメリカ
 「ゆきゆきて、神軍」(1987) 原一男監督、日本
12月8日
 「レイジング・ケイン」(1992) ブライアン・デ・パルマ監督、アメリカ
12月24日
 「犬神家の一族」(1976) 市川崑監督、日本

 

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

2021年11月 1日 (月)

先月観た映画 採点表(2021年10月)

「キクとイサム」(1959)今井正監督、日本 ★★★★★
「ローズウッド」(1996)ジョン・シングルトン監督、アメリカ ★★★★☆△
「丘」(1965)シドニー・ルメット監督、アメリカ ★★★★☆
「ラブ ゴーゴー」(1997)チェン・ユーシュン監督、台湾 ★★★★△
「メイド・イン・ホンコン」(1997)フルーツ・チャン監督、香港 ★★★★△
「ブラックハット」(2015)マイケル・マン監督、アメリカ ★★★★
「黒い罠」(1958)オーソン・ウェルズ監督、アメリカ ★★★★
「ある画家の数奇な運命」(2018)フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、独 ★★★★
「超音ジェット機」(1952)デヴィッド・リーン監督、イギリス ★★★★
「警視庁物語 顔のない女」(1959)村山新治監督、日本 ★★★★
「警視庁物語 夜の野獣」(1957)小沢茂弘監督、日本 ★★★★
「ミッチとコリン 友情のランド・ホー!」(2014)アーロン・カッツ、マーサ・スティーヴンズ監督、アイスランド・米 ★★★★
「The Crossing -ザ・クロッシング- Part I」(2014)ジョン・ウー監督、中国 ★★★★
「真夜中の刑事/PYTHON357」(1976)アラン・コルノー監督、仏・西独 ★★★★
「警視庁物語 逃亡五分前」(1956)小沢茂弘監督、日本 ★★★☆
「ミス・マルクス」(2020)スザンナ・ニッキャレッリ監督、イタリア・ベルギー ★★★☆
「かそけきサンカヨウ」(2021)今泉力哉監督、日本 ★★★☆
「相続人」(1973)フィリップ・ラブロ監督、フランス・イタリア ★★★

 

主演男優
 5 ホァン・シャオミン「The Crossing -ザ・クロッシング- Part I」
   ヴィング・レイムス「ローズウッド」
   サム・リー「メイド・イン・ホンコン」
   ショーン・コネリー「丘」
   チャールトン・ヘストン「黒い罠」
   チェン・ジンシン「ラブ ゴーゴー」
 4 トム・シリング「ある画家の数奇な運命」
   オーソン・ウェルズ「黒い罠」
   イヴ・モンタン「真夜中の刑事/PYTHON357」

主演女優
 5 高橋恵美子「キクとイサム」
   ネイキー・イム「メイド・イン・ホンコン」
 4 タン・ナ「ラブ ゴーゴー」

助演男優
 5 ハリー・アンドリュース「丘」
   マニェン・シェン「ラブ ゴーゴー」
 4 ジョン・ヴォイト「ローズウッド」
   ドン・チードル「ローズウッド」
   ワン・リーホン「ブラックハット」
   セバスチャン・コッホ「ある画家の数奇な運命」
   オシー・デイヴィス「丘」
   花沢徳衛「警視庁物語 顔のない女」
   ラルフ・リチャードソン「超音ジェット機」

助演女優
 5 北林谷栄「キクとイサム」
 4 ソン・ヘギョ「The Crossing -ザ・クロッシング- Part I」
   リャオ・ホェイチェン「ラブ ゴーゴー」
   パウラ・ベーア「ある画家の数奇な運命」

 

2021年10月29日 (金)

これから観たい&おすすめ映画・BD(21年11月)

【新作映画】公開日
10月22日
 「ビルド・ア・ガール」(2019)コーキー・ギェドロイツ監督、イギリス
 「ロン 僕のポンコツ・ボット」サラ・スミス監督、アメリカ・イギリス
 「ひらいて」(2021)首藤凛監督、日本
10月29日
 「スウィート・シング」(2020)アレクサンダー・ロックウェル監督、アメリカ
 「そして、バトンは渡された」(2021)前田哲監督、日本
 「モーリタニアン 黒塗りの記録」ケヴィン・マクドナルド監督、イギリス・アメリカ
10月30日
 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」(2019)アレハンドロ・ランデス監督、コロンビア・独・他
 「老後の資金がありません!」(2021)前田哲監督、日本
11月3日
 「きのう何食べた?」(2021)中江和江監督、日本
11月5日
 「リスペクト」(2021)リーズル・トミー監督、アメリカ
 「アンテベラム」(2020)ジェラルド・ブッシュ、他、監督、アメリカ
 「ボクたちはみんな大人になれなかった」(2021)森義仁監督、日本
 「花椒の味」(2019)ヘイワード・マック監督、中国・香港
11月6日
 「記憶の戦争」(2018)イギル・ボラ監督、韓国
 「これは君の闘争だ」(2019)エリザ・カパイ監督、ブラジル
 「我が心の香港~映画監督アン・ホイ」(2020)マン・リムチョン監督、香港
11月12日
 「アイス・ロード」(2021)ジョナサン・ヘンズリー監督、アメリカ
 「カオス・ウォーキング」(2021)ダグ・リーマン監督、アメリカ
 「ドーナツ・キング」(2020)アリス・グー監督、アメリカ
 「フォーリング 50年間の想い出」(2020)ヴィゴ・モーテンセン監督、カナダ・イギリス
 「皮膚を売った男」(2020)カウテール・ベン・ハニア監督、チュニジア・仏・独・他
 「梅切らぬバカ」 (2021)  和島香太郎監督、日本
 「ボストン市庁舎」(2020)フレデリック・ワイズマン監督、アメリカ
11月19日
 「モスル~あるSWAT部隊の戦い~」(2019)マシュー・マイケル・カーナハン監督、アメリカ
 「リトル・ガール」(2020)セバスチャン・リフシッツ監督、フランス
 「茲山魚譜 チャサンオボ」(2021) イ・ジュニク監督、韓国

 

【新作DVD・BD】レンタル開始日
10月27日
 「フリー・ガイ」(2021)ショーン・レヴィ監督、アメリカ
11月3日
 「グリード ファストファッション帝国の真実」(2019)マイケル・ウィンターボトム監督、英
 「サムジン・カンパニー 1995」(2019)イ・ジョンピル監督、韓国
 「ペトルーニャに祝福を」(2019)テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督、北マケドニア・他
 「グリーンランド 地球最後の2日間」(2020)リック・ローマン・ウォー監督、米・英
 「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」(2018)アンドレアス・ドレーゼン監督、ドイツ
 「ロングデイズ・ジャーニー この世の涯てへ」(2018)ビー・ガン監督、中国・仏
 「えんとつ町のペプル」(2020)廣田裕介監督、日本
11月5日
 「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」(2018)シドニー・ポラック撮影、米
 「王の願い ハングルの始まり」(2019)チョ・チョルヒョン監督、韓国
 「グリーンランド 地球最後の2日間」(2020)リック・ローマン・ウォー監督、米・英
 「HOKUSAI」(2020)橋本一監督、日本
 「MOTHER マザー」(大森立嗣監督、日本)
11月10日 
 「いのちの停車場」(2021)成島出監督、日本
 「砕け散るところを見せてあげる」(2020)SABU監督、日本
 「トゥルーノース」(2020)清水ハン栄治監督、日本・インドネシア
 「水を抱く女」(2020)クリスティアン・ベツォルト監督、ドイツ・フランス
11月19日
 「RUN/ラン」(2020)アニーシュ・チャガンティ監督、アメリカ
11月24日
 「コンティニュー」(2021)ジョー・カーナハン監督、アメリカ
 「SEOBOK / ソボク」(2021)イ・ヨンジュ監督、韓国
 「ローズメイカー 奇跡のバラ」(2020)、ピエール・ピノー監督、フランス
11月26日
 「巡礼の約束」(2018)ソンタルジャ監督、中国
12月3日
 「イン・ザ・ハイツ」(2020)ジョン・M・チュウ監督、アメリカ
 「5月の花嫁学校」(2020)マルタン・プロヴォ監督、フランス
 「シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち」(2019)セドリック・ル・ギャロ、他、監督、仏
 「返校 言葉が消えた日」(2019)ジョン・スー監督、台湾
 「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」(2020)ミカエル・マルシメーン監督、スウェーデン・米
 「夏への扉 キミのいる未来へ」(三木孝浩監督、日本)
12月8日
 「アメリカン・ユートピア」(2020)スパイク・リー監督、アメリカ

 

【旧作DVD・BD】発売日
10月29日
 「あなただけ今晩は」(1963) ビリー・ワイルダー監督、アメリカ
11月10日
 「裏窓」(1954)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ
 「鳥」(1963)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ
 「めまい」(1958)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ
 「7月4日に生まれて」(1989) オリヴァー・ストーン監督、アメリカ
 「大空港」(1970) ジョーシ・シートン監督、アメリカ
 「パリで一緒に」(1963)リチャード・クワイン監督、アメリカ
11月17日
 「異邦人」(1967) ルキノ・ヴィスコンティ監督、イタリア・フランス
 「カトリーヌ・スパーク Blu-ray BOX」(62-68) ダミアーノ・ダミアニ、他、監督、伊・仏
  収録作品:「狂ったバカンス」「太陽の下の18才」「禁じられた抱擁」「女性上位時代」
11月24日
 「アルノー・デプレシャン 初期傑作選Blu-ray BOX」(91-96) アルノー・デプレシャン監督、仏
12月3日
 「ウエスト・サイド物語」(1961) ロバート・ワイズ監督、アメリカ
 「ゆきゆきて、神軍」(1987) 原一男監督、日本
12月8日
 「レイジング・ケイン」(1992) ブライアン・デ・パルマ監督、アメリ


*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2021年10月 7日 (木)

世界4大アニメ映画祭

 2021年10月7日付の朝日新聞に矢野はなみ監督の「骨噛み」が短編部門グランプリを獲得したという小さな記事が載っていた。その記事でオタワ、アヌシー、ザグレブ、広島の映画祭が世界4大アニメ映画祭と呼ばれていることを知った。フランスのアヌシー映画祭はよく名前が出るので覚えていたが、他の3つはおそらく聞いたことはあるだろうが忘れていた。

 そこで主に自分の覚書のためにこの4つの映画祭について簡単に触れておきたい。カナダのオタワ国際アニメーション映画祭は1976年から行われており、今年は45回目に当たる。歴代受賞作を観てみると、短編部門ではキャロライン・リーフ監督の*「ストリート」、フレデリック・パック監督の*「クラック!」と「木を植えた男」、キャロライン・リーフ監督の*「姉妹」、ニック・パーク監督の「ペンギンに気を付けろ!」、山村浩二監督の「カフカ田舎医者」など。長編部門ではマルジャン・サトラビ、他、監督の「ペルセポリス」、アダム・エリオット監督の「メアリー&マックス」、イグナシオ・フェレーラス監督の「しわ」などの受賞作がある。

 アヌシー国際アニメーション映画祭は1960年創設。短編部門の主な受賞作としては、コ・ホードマン監督の*「砂の城」、イシュ・パテル監督の*「死後の世界」、フレデリック・パックの「木を植えた男」と*「大いなる河の流れ」、アレクサンドル・ペトロフ監督の「老人と海」、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の「岸辺のふたり」、山村浩二監督の*「頭山」、加藤久仁生監督の「つみきのいえ」、ショーン・タン、他、監督の「落としもの」など。長編部門ではジミー・ムラカミ監督の「風が吹くとき」、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「アリス」、宮崎駿監督の「紅の豚」、高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」、ヘンリー・セレック監督の「ジャイアント・ピーチ」と「コララインとボタンの魔女」、ミッシェル・オスロ監督の「キリクと魔女」、ウェス・アンダーソン監督の「ファンタスティック Mr. FOX」、アレ・アブレウ監督の「父を探して」、クリスティアン・デマール、他、監督の「アヴリルと奇妙な世界」、クロード・バラス監督の「ぼくの名前はズッキーニ」、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」など、さすがに有名作品が目白押しだ。日本アニメは上記作品以外にも、川本喜八郎監督の*「道成寺」など、審査員賞などの各賞を取った作品は少なくない。

 クロアチアのザグレブ国際アニメーション映画祭は1972年設立。短編部門の主な受賞作としては、イワン・イワノフ=ワノ&ユーリ・ノルシュテイン監督の*「ケルジェネツの戦い」、ユーリ・ノルシュテイン監督の「話の話」、手塚治虫監督の「ジャンピング」、ニック・パーク監督の「ペンギンに気を付けろ!」、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の「岸辺のふたり」、山村浩二監督の「頭山」など。長編部門ではミッシェル・オスロ監督の「アズールとアスマール」、アリ・フォルマン監督の「戦場でワルツを」、アレ・アブレウ監督の「父を探して」などが受賞している。

 広島国際アニメーションフェスティバルは1985年に創立され2020年に幕を閉じた。グランプリ作品を挙げるとフレデリック・パック監督「木を植えた男」と「大いなる河の流れ」、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の「岸辺のふたり」、山村浩二監督「頭山」と「カフカ田舎医者」など、他の映画祭の受賞作と重なっていることが多い(もっとも複数の映画祭でグランプリを取っている作品はいくつもあって珍しくはないが)。おそらくこの映画祭の価値はコンペティション部門ばかりではなく、「ベスト・オブ・ザ・ワールド」、「平和のためのアニメーション」、「アニメーション・フロム・ザ・ワールド」などの多彩な企画を併設していたことにあったのかもしれない。短編アニメ(30分以内の作品)主体の映画祭で、長編は招待上映のみに限られるというのもユニークだ。

 こうして一渡り眺めてみると、「ゴブリンのこれがおすすめ39 世界のユニークなアニメ映画」にリストアップした作品が結構含まれていることが分かる。また、その一方で、受賞作ながら日本未公開の作品も少なからずあることも分かる。受賞作品には実験的なものも多いので、一般公開には馴染まないと判断されたのかもしれない。実際原画を描くものやストップモーション・アニメ、CGを使ったアニメなどなじみのあるタイプの他に、実に様々な奇想天外な作風のアニメが存在する。確かに一般公開には馴染まないとしても、せめてDVDやBDで作品集などのかたちで世に出してほしいものだ。

 

(注)
「ストリート」と「姉妹」はDVD「NFB傑作選」に収録されている。
「クラック!」と「木を植えた男」は「フレデリック・バック作品集」に収録されている。
「砂の城」は「NFB傑作選 コ・ホードマン作品集」に収録されている。
「死後の世界」は「NFB傑作選」に収録されている。
「大いなる河の流れ」は「フレデリック・バック作品集」に収録されている。
「頭山」は「山村浩二作品集」に収録されている。
「道成寺」は「川本喜八郎作品集」に収録されている。
「ケルジェネツの戦い」は「ユーリ・ノルシュテイン作品集」に収録されている。

 

写真ブログ「ゴブリンのつれづれ写真日記」を再開しました

 長いこと更新していなかった別館写真ブログ「ゴブリンのつれづれ写真日記」を久々に再開しました。何しろ最後に載せた記事は2014年12月30日の「内村ダム秋景色」(写真を撮ったのは10月25日)ですから、6年と10か月ぶりの復活です。いろいろと忙しくなって更新できなかったのですが、一昨年定年を迎えました。その後は再雇用という形で仕事は続けていますが、仕事量はぐっと減りました。

 そのころからブログを再開しようと度々思ってはいたのですが、長いこと使わずにいるうちにブログの管理画面に入れなくなっていました。もう使えないのかと諦めていたのですが、つい先日ログインIDを確認しパスワードを更新したらまた入れるようになりました。管理画面もがらりと模様替えされていて以前とは勝手が違う。それでも使っているうちに慣れて来るだろうと思い、ともかくブログを再開することにしました。

 ブログは長いこと中断していましたが、写真は撮り続けていました。もちろんこの1,2年はコロナ禍で、旅行はおろか県外に出ることすらなくなってしまいました。ですから最近撮ったのは家の近くの写真ばかりです。それでも中断していた間に撮りためた膨大な量の写真があるので、古い順から載せてゆこうと思います。したがって紹介するのは何年も前に撮った古い写真で、撮った時の状況もほとんど忘れかけていますが、もともと映画も音楽も小説も新しさにこだわらない性格なので気にせず続けてゆこうと思います。

 再開した最初の記事は「上田城花見」(2017年4月16日撮影)です。古いだけではなく季節外れでもありますが、ともかく死に体状態だったブログを再開できただけでも本人としてはうれしい限りです。ウェブリブログを使っていますが、このブログの一番の魅力は画面いっぱいの大きな写真が載せられることです(写真をクリックすると大きくなります)。左側の枠の下の方にリンクがありますので、興味がありましたらそこから入ってください。

 

2021年10月 1日 (金)

先月観た映画 採点表(2021年9月)

「象は静かに座っている」(2018)フー・ボー監督、中国 ★★★★☆
「Yokosuka 1953」(2021)木川剛志監督、日本 ★★★★△
「わんぱく戦争」(1961)イヴ・ロベール監督、フランス ★★★★△
「アミスタッド」(1997)スティーヴン・スピルバーグ監督、アメリカ ★★★★△
「ラベンダー・ヒル・モブ」(1951)チャールズ・クライトン監督、イギリス ★★★★△
「老兵は死なず」(1943)マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督、イギリス ★★★★△
「ザ・コンサルタント」(2016)ギャビン・オコナー監督、アメリカ ★★★★△
「にしきたショパン」(2020)竹本祥乃監督、日本 ★★★★△
「レンブラント 描かれた人生」(1936)アレクサンダー・コルダ監督、イギリス ★★★★
「怒りの海」(1953)チャールズ・フレンド監督、イギリス ★★★★
「すって。はいて。」(2020)Azuki監督、日本 ★★★★
「プライズ ~秘密と嘘がくれたもの~」(2011)パウラ・マルコビッチ監督、メキシコ・仏・ポーランド・独 ★★★★
「カインド・ハート」(1949)ロバート・ハーメル監督、イギリス ★★★★
「白衣の男」(1951)アレクサンダー・マッケンドリック監督、イギリス ★★★★
「荒野のストレンジャー」(1972)クリント・イーストウッド監督、アメリカ ★★★★
「軍旗の下に」(1942)ノエル・カワード、デヴィッド・リーン監督、イギリス ★★★★
「アイガー・サンクション」(1975)クリント・イーストウッド監督、アメリカ ★★★★
「誰がハマーショルドを殺したか」(2019)マッツ・ブリュガー監督、デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・ベルギー ★★★★
「21ブリッジ」(2019)ブライアン・カーク監督、中国・アメリカ ★★★★
「ファンタスティック Mr.FOX」(2009)ウエス・アンダーソン監督、アメリカ ★★★★
「ブック・オブ・ライフ マノロの数奇な冒険」(2014)ホルヘ・R・グティエレス監督、アメリカ ★★★★
「鬼滅の刃無限列車編」(2020)外崎春雄監督、日本 ★★★★▽
「マロナの幻想的な物語」(2019)アンカ・ダミアン監督、仏・ルーマニア・ベルギー ★★★★▽
「喜劇 団体列車」(1967)瀬川昌治監督、日本 ★★★☆
「タイムリミット/5人の人質」(2017)キップ・トリブル監督、アメリカ ★★★
「愛のように感じた」(2013)イライザ・ヒットマン監督、アメリカ ★★☆

主演男優
 5 クリント・イーストウッド「荒野のストレンジャー」
   チャールズ・ロートン「レンブラント 描かれた人生」
   ポン・ユーチャン「象は静かに座っている」
   チャン・ユー「象は静かに座っている」
   デニス・プライス「カインド・ハート」
   ロジャー・リヴセイ「老兵は死なず」
   アントン・ウォルブルック「老兵は死なず」
   ジャック・ホーキンズ「怒りの海」
   ベン・アフレック「ザ・コンサルタント」
   ジャイモン・フンスー「アミスタッド」
   ノエル・カワード「軍旗の下に」
   アレック・ギネス「ラベンダー・ヒル・モブ」
   アンドレ・トルトン「わんぱく戦争」
 4 チャドウィック・ボーズマン「21ブリッジ」
   クリント・イーストウッド「アイガー・サンクション」
   中村拳司「にしきたショパン」

主演女優
 5 デボラ・カー「老兵は死なず」
 4 水田汐音「にしきたショパン」

助演男優
 5 リー・ツォンシー「象は静かに座っている」
   アレック・ギネス「カインド・ハート」
   アンソニー・ホプキンス「アミスタッド」
 4 アントワーヌ・ラルチーグ「わんぱく戦争」
   ドナルド・シンデン「怒りの海」

助演女優
 5 ワン・ユーウェン「象は静かに座っている」
   エルザ・ランチェスター「レンブラント 描かれた人生」

 

 

2021年9月28日 (火)

これから観たい&おすすめ映画・BD(21年10月)

【新作映画】公開日
9月17日
 「スクールガール」(2020)ピラール・パロメロ監督、スペイン
9月23日
 「空白」(2021)吉田恵輔監督、日本
 「MINAMATA―ミナマタ―」(2020)アンドリュー・レヴィタス監督、アメリカ
 「マイ・ダディ」(2021)金井純一監督、日本
 「クーリエ:最高機密の運び屋」(2020)ドミニク・クック監督、イギリス・アメリカ
 「整形水」(2020)チョ・ギョンフン監督、韓国
 「カラミティ」(2020)レミ・シャイエ監督、フランス・デンマーク
 「総理の夫」(2021)河合勇人監督、日本
9月24日
 「素晴らしき、きのこの世界」(2019)ルイ・シュワルツバーグ監督、アメリカ
 「殺人鬼から逃げる夜」(2021)クォン・オスン監督、韓国
 「ディナー・イン・アメリカ」(2020)アダム・レーマイヤー監督、アメリカ
9月25日
 「HHH:侯孝賢 デジタルリマスター版」(1997) オリヴィエ・アサイヤス監督、フランス・台湾
10月1日
 「護られなかった者たちへ」(2021)瀬々敬久監督、日本
 「TOVE / トーベ」(2020)ザイダ・バリルート監督、フィンランド・スウェーデン
 「007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2020)キャリー・ジョージ・フクナガ監督、米
 「人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~」(2020)パトリック・コン 監督、香港
10月2日
 「RAMEN FEVER」(2021)小林真里監督、日本
 「コレクティブ 国家の嘘」(2019)アレクサンダー・ナナウ監督、ルーマニア・ルクセンブルク・ 独
10月8日
 「キャッシュトラック」(2021)ガイ・リッチー監督、米・英
 「スターダスト」(2020)ガブリエル・レンジ監督、英・カナダ
 「メインストリーム」(2021)ジア・コッポラ監督、アメリカ
 「人と仕事」(2021)森ガキ侑大監督、日本
 「草の響き」(2021)斎藤久志監督、日本
10月9日
 「夢のアンデス」(2019)パトリシオ・グスマン監督、チリ・フランス
10月15日
 「DUNE / デューン 砂の惑星」(2020)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、アメリカ
 「燃えよ剣」(2020)原田眞人監督、日本
 「最後の決闘裁判」(2021)リドリー・スコット監督、アメリカ
 「ビースト」(2021)イ・ジョンホ監督、韓国
 「かそけきサンカヨウ」(2021)今泉力哉監督、日本
 「Our Friend/アワー・フレンド」(2019)ガブリエラ・カウパースウェイト監督、アメリカ
 「ジャズ・ロフト」(2015)サラ・フィシュコ監督、アメリカ
 「ルネ・クレール レトロスペクティブ」ルネ・クレール監督、フランス
   上映作品「自由を我等に」「パリの屋根の下」「ル・ミリオン」「巴里祭」「リラの門」
10月16日
 「<主婦>の仕事」(2020)ステファニア・トルス監督、アイスランド
10月17日
 「矢臼別物語」(2021)山本陽子監督、日本
10月22日
 「グレタ ひとりぼっちの挑戦」(2020)ネイサン・グロスマン監督、スウェーデン

【新作DVD・BD】レンタル開始日
9月24日
 「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」(2020)ウィル・グラック監督、アメリカ
 「カムバック・トゥ・ハリウッド!!」(2020)ジョージ・ギャロ監督、アメリカ
9月29日
 「太陽は動かない」(羽住英一郎監督、日本)
10月6日
 「アオラレ」(2020)デリック・ポルテ監督、アメリカ
 「アンモナイトの目覚め」(2020)フランシス・リー監督、イギリス
 「サンドラの小さな家」(2020)フィリダ・ロイド監督、アイルランド・イギリス
 「パーム・スプリングス」(2020)マックス・バーバコウ監督、米・香港
 「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」(セドリック・カーン監督、フランス)
 「パリの調香師 しあわせの香を探して」(グレゴリー・マーニュ監督、フランス)
 「ファーザー」(2020)フロリアン・ゼレール監督、英・仏
 「僕が跳びはねる理由」(2020)ジェリー・ロスウェル監督、イギリス
 「わたしの叔父さん」(フラレ・ピーダセン監督、デンマーク)
 「すばらしき世界」(西川美和監督、日本)
 「大コメ騒動」(本木克英監督、日本)
 「ジャングル・クルーズ」(2021)ジャウマ・コレット・セラ監督、アメリカ
10月13日
 「るろうに剣心 最終章 The Final」(2020)大友啓史監督、日本
10月15日
 「くれなずめ」(2021)松居大悟監督、日本
10月20日
 「ビーチ・バム まじめに不真面目」(2019)ハーモニー・コリン監督、アメリカ
 「ジェントルメン」(2020)ガイ・リッチー監督、英・米
10月25日
 「詩人の恋」(キム・ヤンヒ監督、韓国)
10月27日
 「あのこは貴族」(岨手由貴子監督、日本)
11月3日
 「グリード ファストファッション帝国の真実」(2019)マイケル・ウィンターボトム監督、英
 「サムジン・カンパニー 1995」(2019)イ・ジョンピル監督、韓国
 「ペトルーニャに祝福を」(2019)テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督、北マケドニア・他
11月5日
 「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」(2018)シドニー・ポラック撮影、米
 「王の願い ハングルの始まり」(2019)チョ・チョルヒョン監督、韓国
 「グリーンランド 地球最後の2日間」(2020)リック・ローマン・ウォー監督、米・英
 「HOKUSAI」(2020)橋本一監督、日本
 「MOTHER マザー」(大森立嗣監督、日本)
11月10日 
 「いのちの停車場」(2021)成島出監督、日本
 「砕け散るところを見せてあげる」(2020)SABU監督、日本
11月19日
 「RUN/ラン」(2020)アニーシュ・チャガンティ監督、アメリカ

【旧作DVD・BD】発売日
10月13日
 「ビフォア・ザ・レイン」(1994)ミルチョ・マンチェフスキー監督、英・仏・マケドニア
10月20日
 「時計じかけのオレンジ」(1971)スタンリー・キューブリック監督、イギリス
 「ショーシャンクの空に」(1994)フランク・ダラボン監督
10月27日
 「ゴースト・ドッグ」(19991)ジム・ジャームッシュ監督、米・仏・独・日
11月10日
 「裏窓」(1954)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ
 「鳥」(1963)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ
 「めまい」(1958)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2021年9月27日 (月)

幻のイギリス映画を一気見する

 以前「BFI選定イギリス映画ベスト100」を載せたが、その中には日本未公開のため未見の作品が少なからず含まれていた。その多くはイーリング・スタジオ制作の映画である。イーリング・スタジオといえばイーリング・コメディという言葉がすぐ思い浮かび、われわれの世代には古くから知られてはいたが、実際に観たのは有名な「マダムと泥棒」くらいのものだった。どうもイーリング・コメディというのは日本人には馴染みにくいものらしい。

 したがって今後も観る機会はあまりなさそうだと思っていたが、いつの間にかイーリング・スタジオ制作の映画が何本も発売されていた!たまたまある音楽雑誌で(CDの新譜案内しか読まないが、一部新作映画DVDも取り上げていた)「白衣の男」と「夢の中の恐怖」が発売されていることを知ったのである。買ったまま読む時間がなく山積みになっていたものを一昨年あたりからトイレに1冊ずつ置いて読むようにしていた。今読んでいるのは2011年から2012年ころに発売されたものだが、その中の1冊に「白衣の男」と「夢の中の恐怖」の紹介が載っていたのである。

 トイレで「白衣の男」と「夢の中の恐怖」の発売を知ってすぐアマゾンで注文した。10年くらいたっていてもこの種の映画はとんでもない高値になっていることが多く、中古で安く手に入ることは少ない。この2作も安くはなかったが、この機会に買っておかないとそのうちとんでもない高値が付くようになるので仕方なく買った。

 それをきっかけに「BFI選定イギリス映画ベスト100」をじっくり見直し、他にも発売済みの作品がないか調べてみたらぞろぞろ出てきてびっくりした次第。これらも安くはなかったがぜんぶ注文して手に入れた。以下にこの間入手したDVD・BDの邦題と「BFI選定イギリス映画ベスト100」での順位を示しておく。

「カインド・ハート」(1949)6位
「ラベンダー・ヒル・モブ」(1951)17位
「長く熱い週末」(1980)21位
「老兵は死なず」(1943)45位
「白衣の男」(1951)58位
「怒りの海」(1953)75位
「軍旗の下に」(1942)92位
「夢の中の恐怖」(1945)選外

*ちなみに前から持っていた「マダムと泥棒」(1955)は13位である。
*「ピムリコへのパスポート」(1949)63位、"Whisky Galore!" (1949)24位、"Genevieve"(1953)86位もイーリング・コメディの代表作だが、なぜかこれらはまだ日本版DVDは出ていない。
*上記"Whisky Galore!"は当然未見だが、「ウイスキーと2人の花嫁」という邦題で2016年に再映画化された方は観た。第二次世界大戦中のこと。スコットランドのある小さな島では命の水とも言うべきウイスキーの配給が途絶えてしまう。島民は困り果てるが、まるで天からの恵みのように大量のウイスキーを積んだ貨物船が島の近くで座礁した。島民と船員たちはウイスキーを救出しようと涙ぐましい努力をする。そこへ関税消費税庁が島に乗り込んでくる、といういかにもイギリスらしいウィットに富み、人を喰ったコメディである。

 最近入手した上記の8本のうち、イーリング・スタジオ制作の映画は「長く熱い週末」と「老兵は死なず」(DVDが普及し始めたころ大量に出回った廉価版の一つ)を除く6本である。6本のうちイーリング・コメディと呼べるのは「カインド・ハート」、「ラベンダー・ヒル・モブ」、「白衣の男」の3本。「夢の中の恐怖」はややホラーがかった心理サスペンス映画であり、「怒りの海」と「軍旗の下に」は戦争映画である。イギリスのハマー・フィルム・プロダクションといえばホラー映画を連想するように、イーリング・スタジオといえばイーリング・コメディが自動的に思い浮かぶくらいコメディの印象が強い。しかしそれ以外のジャンルの映画も当然作っているのである。このことは今回初めて知った。

 イーリング・スタジオについてはウィキペディアなどで基本的なことは分かるが、ここであまり知られていない側面について触れておきたい。「レンブラント 描かれた人生」のレビューでも紹介した上野一郎監修『現代のイギリス映画』(河出新書、1955年)からの一説を引用文しておきたい。だいぶ古い文献だが、他にあまり言及されていないことに触れられているのであえて再度掲載しておきたい。

 イギリス映画の全盛をもたらしたもう一つの有力な原因は、その製作機構である。イギリスの制作システムは、アメリカとフランスの中間に位置している。アメリカの大会社システムは強大な資本力によってデラックス級の豪華作品の製作を可能にするが、一方芸術家の自由を制限する。フランスの独立プロ・システムは芸術家の自由を許すが、資本力の不足がしばしば各企画を不発に終わらせる。それに対してイギリスは映画会社の組織のなかに製作プロを包含して、資本力でバックアップしながら製作に関してはプロの自由を最大限に認めるという方法をとった。そのシステムの活用によって芸術家は思いのままに創作活動に専念することができた。戦後のイギリス映画の大半はJ.アーサー・ランクのランク・オーガニゼーションとアレキサンダー・コルダのロンドン・フィルムズの二系統に入るが、優秀な制作者・監督はおおむねその傘下に属している。イギリス映画はその意味で制作者・監督の個性と作風によってさらに特色づけられると言ってよい。

 アレクサンダー・コルダ(現在はこの表記の方が一般的)が設立したロンドン・フィルムは「レンブラント 描かれた人生」(1936)、「ヘンリー八世の私生活」(1933)、「美女ありき」(1940)[いずれも監督はアレクサンダー・コルダ]、フランスの大監督を招いて作ったルネ・クレール監督の「幽霊西へ行く」(1935)とジャック・フェデー監督の「鎧なき騎士」(1937)、キャロル・リード監督の「落ちた偶像」(1948)や「第三の男」(1949)、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督の「ホフマン物語」(1951)、デヴィッド・リーン監督の「超音ジェット機」(1952)、「ホブスンの婿選び」(1954)、ローレンス・オリヴィエ監督の「リチャード三世」(1955)など、イギリス映画の歴史を飾る傑作を次々に制作した。

 一方、アーサー・ランクが創設したランク・オーガニゼーションはマイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督の「赤い靴」(1950)、「黒水仙」(1946)、デヴィッド・リーン監督の「逢びき」(1945)、「大いなる遺産」(1947)などを生み出した。そして最盛期のランク・オーガニゼーションはイーリング・スタジオやパインウッド・フィルム・スタジオ、イズリントン・スタジオなど5つのスタジオを1940年代後期頃までに傘下に収めていった。ここでランク・オーガニゼーションとイーリング・スタジオがつながるのである。まあこのように見てくると、イーリング・スタジオやイーリング・コメディの歴史的背景が少し立体的に見えてくるだろう。イーリング・コメディは、イギリス映画の巨匠たちが次々と傑作を放っていたまさにその黄金時代(1940年代から50年代)にイギリス独特のコメディを量産していたのである(イーリング・スタジオは1955年から95年まではBBC傘下にあった)。

 イーリング・コメディの日本への紹介はまだまだ始まったばかりで、代表作とされるものでまだ手に入らないものは多い。ここで少しいろんな国のコメディを見渡してみよう。フランス映画ではルイ・ド・フュネス、ブールヴィル、フェルナンデル、ジャック・タチなどがコメディアンとして知られているが、ジャック・タチの諸作品以外は大して面白くないというのが正直なところだ。イタリアでは何といってもトトの存在が大きい。彼はイタリアを代表するコメディアンで、一連の作品も質が高い。彼に比べるとロベルト・ベニーニなどへっぽこ役者にしか見えない。

 これらの国に比べると、日本、韓国、中国のコメディの方が質は高いといえる。韓国のコメディは枚挙にいとまがない。中国のコメディはおそらく相当数作られているはずだが、日本で紹介されているものは少ない。チャン・イーモウ監督「キープ・クール」(1997)、フォン・シャオガン監督の「ハッピー・フューネラル」(2001)、チャン・ヤン監督の「グォさんの仮装大賞」(2012)などを観ると、そこまでやるかとあきれるほどとことん笑いを突き詰めるシチュエーション・コメディである。もちろんそういうタイプばかりではなく、中国で高速バスに乗った時観た内の1本は韓国映画の様なラブ・コメディだった(当然日本語字幕などついていないが、大体内容がわかってしまうのだから面白い)。

 日本を取り上げれば、渥美清、森繁久彌、フランキー堺などは天才的役者だと思うし、何よりも小津安二郎、木下恵介、渋谷実、豊田史郎、川島雄三、山田洋次、周防正行などの大監督がそれぞれの持ち味を生かしたコメディを作っているところに、日本映画の懐の深さを感じさせる。

 しかし、何といっても最大のコメディ大国はアメリカだろう。スクリューボール・コメディやスラップスティック・コメディの他にも、恋愛コメディなど様々なジャンルがある。三大喜劇王と呼ばれるチャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイドはもちろん、70年代にテレビで楽しんだボブ・ホープの「珍道中シリーズ」、ジェリー・ルイスの「底抜けシリーズ」、ジャック・レモンとウォルター・マッソーの一連の作品(それぞれの単独の作品も含めて)、80年代に映画館で観たマルクス兄妹の諸作品など、古いものを挙げただけでもとんでもない数になる。しかもそのレベルが非常に高い。僕のコメディの基準はこの時代のアメリカのコメディ映画で作られたといっても過言ではない。

 アメリカのコメディに比べると、確かにイギリスのコメディは地味で暗い印象をぬぐえない。それに何といっても癖がありすぎる。正直僕はモンティ・パイソンのどこが面白いのかさっぱり分からない。ただただバカバカしいとしか思えない。たぶん相当風刺やひねりが効いていて、イギリス社会の実情をよく知らないと十分理解できないのだろう。それに比べるとローワン・アトキンソンの「Mr.ビーン」シリーズは素直に笑える(TV番組だが、彼がにこりともしないで渋い警視役を演じる「メグレ警視」シリーズも絶品)。笑いのツボが分かりやすいからだろう。彼の笑いはアメリカで言えばジェリー・ルイスに近いと感じる。

 ローワン・アトキンソンほどはちゃめちゃではないが、90年代以降のイギリス・コメディはだいぶ明るく分かりやすいものが多い。例えば、アニメの「ウォレスとグルミット」シリーズ、「ウェイクアップ!ネッド」(1998)、「シャンプー台のむこうに」(2000)、「ケミカル51」」(2002)、「ミリオンズ」(2004)、「キンキー・ブーツ」(2005)、「パレードへようこそ」(2014)など(これに上述の「ウイスキーと2人の花嫁」を含めても良いだろう)。イギリスらしいブラックな笑いも含みつつも、素直に楽しめる。

 しかしイーリング・コメディとなるとやはり日本人には馴染みにくいものがあるというのが正直なところだろう。それなりに面白いのだが、イギリス映画の歴代ベスト100に入るほどのものか?どうやらイギリス人と日本人では笑いの感覚が少し違うようだ。イーリング・コメディの多くが日本未公開だったのも故なしとしない。と思う一方で、その独特のコメディ・センスも全く分からないわけではない。

 具体的に個別例を挙げてみよう。個人的に一番面白いと思ったのは「ラベンダー・ヒル・モブ」(この場合のモブは「群衆」という意味ではなく、「ギャング」つまり金塊強奪をたくらむ「ラベンダー・ヒル一味」という意味)。真面目な銀行員がひょんなことから金塊強盗を思い付くという設定が面白い。金塊を強奪しただけでは国内でさばけない。そこで、それを溶かして土産用のミニチュア・エッフェル塔に仕立ててフランスに持ち出すという卓抜な発想。土産物品は表面だけ金色に塗ってあるだけだが、こちらは全部本物の金でできている。見ただけでは区別がつかない。しかし次々と想定外の出来事が起こり、ドタバタ劇の展開になる。笑いのツボが分かりやすいので、これは確かに面白い。主演は名優アレック・ギネス。さすがにうまい。

 アレック・ギネスは「カインド・ハート」にも出演している。彼が一人8役を演じているということで有名な作品だが、日本未公開のため長いこと幻の作品になっていたものだ。やっと見るとこができたが、アレック・ギネスの8面相よりも、むしろ主人公のルイ(デニス・プライス)の迫力の方が凄い。彼の母は伯爵家の血を引きながら、イタリア人のオペラ歌手と駆け落ちしたために勘当され、相続権を奪われていた。そのため不遇をかこっていたが、母の亡骸すら引き取ってくれない冷酷な伯爵家にルイは復讐することを決意する。そして伯爵家の相続権を持つ8人(この8人をアレック・ギネスが一人で演じている)を次々に殺していったのだ。念願かなって伯爵家を継いだルイだが、皮肉にも全く関係ない別の事件で訴えられ死刑判決を受けるという展開に。いかにもイーリングらしいサスペンス・コメディ。コメディといっても大笑いしながら観るタイプではない。むしろ人間の欲望に対する皮肉な視線を楽しむ映画だろう。

 「白衣の男」もまたまたアレック・ギネス主演の映画。つまり彼はイーリング映画の看板役者なのである。若い人たちには「スター・ウォーズ」シリーズのオビ=ワン・ケノービを演じた人という印象が強いだろうが、僕には「大いなる遺産」(1947)や「オリヴァ・ツイスト」(1947)などのディケンズ作品、「マダムと泥棒」(1955)、「アラビアのロレンス」(1962)、「ドクトル・ジバゴ」(1965)などがむしろ思い浮かぶ。これに「マダムと泥棒」以外のイーリング・コメディが新たに加わったという感じだ。

 「白衣の男」は期待したほどではなかったが、イギリスらしいひねりの効いた映画だ。アレック・ギネス演じる男が汚れない、切れない、擦り減らないという繊維を開発して売り込もうとするが、そんなものを作られたのでは売り上げが減って困る繊維業界が何とかしてそれを食い止めようとして起こる騒動をドタバタ調で描いている。とにかく試作品の白いスーツを着たアレック・ギネスが逃げ回る映画だ。その目まぐるしさはさながら「ミニミニ大作戦」(1968) のようだ。監督は「マダムと泥棒」のアレクサンダー・マッケンドリック。

 世紀の発明を生み出した研究設備が情けないほど貧弱なのは笑って見逃すとしても、どことなく全体に絵空事のような雰囲気があってそれが気になる。繊維業界の大物たちだけではなく、繊維会社に勤める社員たちも自分たちの仕事が奪われると追跡に加わるあたりは何とも皮肉なほどリアルだが、それでもどこかリアリティが薄い。基本の発明が荒唐無稽だからか。とはいえ、飄々としたアレック・ギネスの存在感はさすがだ。結局彼が着ていた白いスーツは逃げ回っているうちに破れたりほつれたりしてしまう。発明は失敗だった。しかしそれにめげず、さらに研究を続けるラストの彼の姿に思わず頬が緩む。

 「夢の中の恐怖」は一転してホラー・サスペンスである。まったく聞いたこともなかった作品だが、これがなかなかの傑作だった。4人の監督が演出した5話から成るオムニバス形式のホラー映画。古い屋敷に呼び出された人々が、それぞれに体験した怪奇な出来事を語り合うというよくある設定。それぞれの逸話が良く出来ていて、ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニが共作した「世にも怪奇な物語」(1967) よりも出来が良いと思った。

 続いてはイーリング・スタジオ制作の戦争映画2本を取り上げる。「軍旗の下に」は本格的な戦争映画だが、アメリカ映画のような激しい戦闘場面を売り物にするのではなく、人間ドラマを中心に描いている。その分地味だが、リアルな映画になっている。なにしろイギリス艦船がドイツ軍によって撃沈され、生き残った兵士たちが救命ボートにつかまって海の上をさまようというのだから、勇ましい映画になりようがない。ヒッチコック監督の「救命艇」のような状況になるわけだが、何とか助かろうと醜い争いを繰り広げるという展開ではなく、互いに励ましあいながら戦争前の日々をそれぞれに回想するという流れになる。監督を務めたノエル・カワードが主演も兼ねていて、他を圧する存在感を出している。

 もう一つの「怒りの海」もアメリカ映画のような激しい戦闘場面が見せ場になっているわけではなく、むしろ戦争という非人間的状況における人間的苦悩に焦点を当てているところに共感する。一番印象的な場面は、敵のUボートをレーダーで発見するのだが、そのUボートのすぐ真上に船を沈められ水中に投げ出された味方の一群が浮いているという場面。Uボートに爆雷を投げ込めば、そのすぐ上にいる見方も犠牲になる。アレクセイ・ゲルマン監督の「道中の点検」(1971) に出て来る手に汗を握る場面とよく似た設定だ。艦長は迷うが、攻撃を命ずる。しかし結果としてどうやらUボートはいなかったか、逃げられたか、いずれにしても戦果は挙げられなかった。むなしく仲間を犠牲にしただけだ。乗組員から船長に「人殺し」という言葉が投げつけられる。艦長はその後長いこと自分の決定が正しかったのかと苦悩する。次々と敵をなぎ倒す勇ましい場面ではなく、このような人間描写がこの作品に価値を与えている。「老兵は死なず」(こちらはイーリング映画ではない)も含めた3本のイギリス戦争映画はこの点で共通している。

 最後に取り上げる2本はイーリング映画ではない。まずは同じ戦争映画ということで「老兵は死なず」を取り上げる。この映画の最後の30分くらいがこの作品に価値をもたらしている。正直序盤から中盤までは退屈だった。しかし最後の30分は長い付け足しではなく、戦争というもの、あるいは第一次大戦と第二次大戦の違いをよく描いている。特にデボラ・カーの言うセリフ「本当に不思議な人たちだわ。奇妙ね。何年もの間美しい曲や詩を書いていた人たちが突然戦争を始める。無防備な船を沈め、人質を撃ち、ロンドンの町を破壊する。子供まで殺して血に汚れた軍服を着たままシューベルトを聞いている。どこか変だわ。そう思わない?」は強く印象に残る名セリフだと思う。

 この映画が優れているのはイギリス人将校クライブとドイツ人将校テオの人間的交流を真摯に描いたことである。2人はある事情から決闘することになるが、相打ちとなって共に同じ病院で手当てを受けることになる。共に傷を癒すうちに2人は友情を結ぶことになる。この辺りの設定はジョージア映画の名作「みかんの丘」に通じるものがある。しかしその後第一次大戦が起こり2人は敵味方に分かれる。ドイツ軍将校テオは捕虜となっていた。終戦後テオはドイツに帰るが、ドイツではナチスが台頭しており、彼の息子はナチスに傾倒していった。ナチスに同調できないテオはイギリスに亡命し、クライブと同居することになる。

 クライブとテオの描写にほぼ同等の時間を当てているところが成功している。そして二人をつなぐ役割を果たす女性3人をデボラ・カーが一人3役で演じているのも特筆に値する。この映画でのデボラ・カーは本当に素晴らしい。「黒水仙」、「サンダウナーズ」(1960)、「めぐり逢い」(1957)、「旅路」(1958) などと並ぶ彼女の代表作の一つと言って良いだろう。

 「長く熱い週末」はイギリスでは珍しいギャング映画である。ボブ・ホスキンスとヘレン・ミレン主演で、前にもそんな組み合わせの映画があったとかすかな記憶があった。途中で映画日記を調べてみたら2018年にユーネクストで観ていた。覚えている場面は結構あったが、タイトルは完全に忘れていた。

 作品について詳しくは述べないが、とにかくボブ・ホスキンスが素晴らしい。「モナリザ」(1986) や「ヘンダーソン夫人の贈り物」(2005) と並ぶ彼の代表作である。とにかく凄味が違う。それでいて予想外の事態に戸惑いを隠せないところもある。冷酷だが卑劣ではない。しかし知らず知らずのうちにドツボにはまり、予想外の事態に散々振り回された挙句に底なし沼に転落してゆく。

 というのも戦った相手が悪かった。ボブ・ホスキンスのギャング組織は何者かにより次々と攻撃を受ける。最初はロンドンのギャングの裏切りを疑うがどうも違うらしい。次にアメリカのギャングを疑うが、どうやら彼らでもない。彼の経営するレストランが爆破されるという事件が早い段階で起こるが、実はこれがヒントだった。正体の分からない敵は何とIRAだった。

 今ではテロ組織といえばイスラム過激派というイメージが定着しているが、この映画が製作された1980年ごろは、テロ組織といえば真っ先にIRA(アイルランド共和国軍)が思い浮かんだものだ。ケン・ローチ監督の名作「麦の穂をゆらす風」(2006) では、アイルランドを植民地にして暴虐の限りを尽くしていたイギリスに対するアイルランド人の独立戦争が描かれている。多大な犠牲を出してアイルランドは独立を勝ち取るが、イギリスの抵抗で北アイルランドがイギリス領にとどまるという不完全な独立になってしまった。その結果完全独立を求める派と不完全でも勝ち取った独立を守ろうとする派に分かれて内戦になってしまう。「麦の穂をゆらす風」の終盤は、共に独立戦争を戦ったアイルランド人同士が二つに分かれて殺しあう悲惨な状況を冷徹に描き出す。

 「麦の穂を揺らす風」は内戦に突入する段階で終わるが、内戦は結局完全独立派が敗北する。IRAは過激化し爆弾テロでイギリスに抵抗を続ける。イギリス軍でも手を焼くIRAを敵に回してはいくらボブ・ホスキンスの大ギャング組織とはいえ勝ち目はない?さて、どうなるかは観てのお楽しみ。ボブ・ホスキンスの妻役がヘレン・ミレンである。まだ大女優の風格はなく、むしろ色気たっぷりの美人女優という感じだ。ヘレン・ミレンの映画は20本近く観ているが、この映画の彼女が一番若い。演技派の大女優という印象が強かっただけに、若い頃はこんなに美人だったのかと正直驚いた。しかし大熱演のボブ・ホスキンスに押されて影が薄い添え物に終わっているわけではない。そこはヘレン・ミレン、後の大女優の片鱗が垣間見えるところはさすがだ。

 

2021年9月14日 (火)

ゴブリンのこれがおすすめ 66 アメリカ映画(3)2000年以降

「メメント」(2000) クリストファー・ノーラン監督
「アメリカン・ビューティー」(2000) サム・メンデス監督
「オー・ブラザー!」(2000)  ジョエル・コーエン監督
「グリーン・デスティニー」(2000) アン・リー監督、アメリカ・中国
「ショコラ」(2000)  ラッセ・ハルストレム監督
「スナッチ」(2000) ガイ・リッチー監督
「トラフィック」(2000) スティーヴン・ソダーバーグ監督
「小説家を見つけたら」(2000) ガス・ヴァン・サント監督
「舞台よりすてきな生活」(2000) マイケル・カレスニコ監督、アメリカ・ドイツ
「アメリカン・ラプソディー」(2001) エヴァ・ガルドス監督、アメリカ・ハンガリー
「シュレック」(2001) アンドリュー・アダムソン、ビッキー・ジェイソン監督
「アイ・アム・サム」(2001) ジェシー・ネルソン監督
「ディナーラッシュ」(2001) ボブ・ジラルディ監督
「シッピング・ニュース」(2001) ラッセ・ハレストレム監督
「チョコレート」(2001) マーク・フォスター監督
「モンスターズ・インク」(2001) ピート・ドクター監督
「ビューティフル・マインド」(2001)  ロン・ハワード監督
「アバウト・シュミット」(2002) アレクサンダー・ペイン監督
「アマンドラ!希望の歌」(2002) リー・ハーシュ監督、南アフリカ・アメリカ
「シカゴ」(2002) ロブ・マーシャル監督
「スティーヴィー」(2002) スティーヴ・ジェイムズ監督
「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002) マイケル・ムーア監督
「ボーン・アイデンティティー」(2002)  ダグ・リーグマン監督
「ヴェロニカ・ゲリン」(2003) ジョエル・シュマッカー監督、米・アイルランド・英
「エイプリルの七面鳥」(2003) ピーター・ヘッジス監督
「カーサ・エスペランサ」(2003) ジョン・セイルズ監督、アメリカ・メキシコ
「コールド・マウンテン」(2003)  アンソニー・ミンゲラ監督
「シービスケット」(2003) ゲイリー・ロス監督
「21グラム」(2003)  アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003) ゴア・バービンスキー監督
「ビッグ・フィッシュ」(2003) ティム・バートン監督
「ファインディング・ニモ」(2003) アンドリュー・スタントン&リー・アンクリッチ監督
「モナリザ・スマイル」(2003) マイク・ニューウェル監督
「ラスト・サムライ」(2003) エドワード・ズウィック監督
「ヴェニスの商人」(2004)  マイケル・ラドフォード監督、米・英・伊・ルクセンブルク
「華氏911」(2004) マイケル・ムーア監督
「きみに読む物語」(2004) ニック・カサヴェテス監督
「クラッシュ」(2004) ポール・ハギス監督
「五線譜のラブレター」(2004) アーウィン・ウィンクラー監督
「サイドウェイ」(2004) アレクサンダー・ペイン監督
「シュレック2」(2004) アンドリュー・アダムソン、他、監督
「スパングリッシュ」(2004)ジェームズ・L・ブルックス監督
「ビフォア・サンセット」(2004)リチャード・リンクレイター監督
「ボーン・スプレマシー」(2004) ポール・グリーングラス監督
「Mr.インクレディブル」(2004)ブラッド・バード監督
「未来を写した子どもたち」(2004)ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ監督
「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)クリント・イーストウッド監督
「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2004) ヴァルテル・サレス監督、英・米
「ランド・オブ・プレンティ」(2004)ヴィム・ヴェンダース監督、アメリカ・ドイツ
「Ray/レイ」(2004)テイラー・ハックフォード監督
「アメリカ、家族のいる風景」(2005)ヴィム・ヴェンダース監督
「グッドナイト&グッドラック」(2005)ジョージ・クルーニー監督
「ジャーヘッド」(2005)サム・メンデス監督
「シン・シティ」(2005)ロバート・ロドリゲス監督
「シンデレラマン」(2005)ロン・ハワード監督
「スタンドアップ」(2005)ニキ・カーロ監督
「旅するジーンズと16歳の夏」(2005)ケン・クワピス監督
「トランスアメリカ」(2005)ダンカン・タッカー監督
「ノー・ディレクション・ホーム」(2005)マーティン・スコセッシ監督
「ブロークバック・マウンテン」(2005)アン・リー監督
「ブロークン・フラワーズ」(2005)ジム・ジャームッシュ監督
「プロデューサーズ」(2005)スーザン・ストローマン監督
「ロード・オブ・ウォー」(2005)アンドリュー・ニコル監督
「今宵フィッツジェラルド劇場で」(2006)ロバート・アルトマン監督
「カポーティ」(2006)ベネット・ミラー監督
「ジプシー・キャラバン」(2006)ジャスミン・デラル監督
「16ブロック」(2006)リチャード・ドナー監督
「父親たちの星条旗」(2006)クリント・イーストウッド監督
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」(2006)トミー・リー・ジョーンズ監督、米・仏
「ドリームガールズ」(2006)ビル・コンドン監督
「プラダを着た悪魔」(2006)デビッド・フランケル監督
「ボビー」(2006)エミリオ・エステヴェス監督
「リトル・ミス・サンシャイン」(2006)ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督
「アメリカン・ギャングスター」(2007)リドリー・スコット監督
「イントゥ・ザ・ワイルド」(2007)ショーン・ペン監督
「告発のとき」(2007)ポール・ハギス監督
「3時10分、決断のとき」(2007)ジェームズ・マンゴールド監督
「千年の祈り」(2007)ウェイン・ワン監督、米・日本
「その土曜日、7時58分」(2007)シドニー・ルメット監督、米・英
「ダージリン急行」(2007)ウェス・アンダーソン監督
「扉をたたく人」(2007)トム・マッカーシー監督
「ヒロシマナガサキ」(2007)スティーブン・オカザキ監督
「ボーン・アルティメイタム」(2007)ポール・グリーングラス監督
「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」(2007)タマラ・ジェンキンス監督
「ウォーリー」(2008)アンドリュー・スタントン監督
「カールじいさんの空飛ぶ家」(2008)ピート・ドクター監督
「グラン・トリノ」(2008)クリント・イーストウッド監督
「セントアンナの奇跡」(2008)スパイク・リー監督、米・伊
「ダウト」(2008)ジョン・パトリック・シャンリー監督
「ダークナイト」(2008)クリストファー・ノーラン監督
「チェ28歳の革命」(2008)スティーヴン・ソダーバーグ監督、米・仏・スペイン
「チェンジリング」(2008)クリント・イーストウッド監督
「ハート・ロッカー」(2008)キャスリン・ビグロー監督
「フロスト×ニクソン」(2008)ロン・ハワード監督
「フローズン・リバー」(2008)コートニー・ハント監督
「ワルキューレ」(2008)ブライアン・シンガー監督、アメリカ・ドイツ
「アバター」(2009)ジェームズ・キャメロン監督
「イングロリアス・バスターズ」(2009)クエンティン・タランティーノ監督
「インビクタス/負けざる者たち」(2009)クリント・イーストウッド監督
「キャピタリズム マネーは踊る」(2009)マイケル・ムーア監督
「クレイジー・ハート」(2009)スコット・クーパー監督
「シャッター・アイランド」(2009)マーティン・スコセッシ監督
「人生万歳!」(2009)ウディ・アレン監督
「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」(2009)ウェイン・クラマー監督
「9<ナイン>」(2009)シェーン・アッカー監督
「プレシャス」(2009)リー・ダニエルズ監督
「路上のソリスト」(2009)ジョー・ライト監督
「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)ティム・バートン監督
「ウィンターズ・ボーン」(2010)デブラ・グラニック監督
「カンパニー・メン」(2010)ジョン・ウェルズ監督
「キラー・インサイド・ミー」(2010)マイケル・ウィンターボトム監督、米・英・加・他
「127時間」(2010)ダニー・ボイル監督、英・米
「ソーシャル・ネットワーク」(2010)デヴィッド・フィンチャー監督
「トイ・ストーリー3」(2010)リー・アンクリッチ監督
「トゥルーグリット」(2010)ジョエル&・イーサン・コーエン
「ヒアアフター」(2010)クリント・イーストウッド監督
「ブラック・スワン」(2010)ダーレン・アロノフスキー監督
「星の旅人たち」(2010)エミリオ・エステヴェス監督、アメリカ・スペイン
「アンノウン」(2011)ジャウマ・コレット=セラ監督、ドイツ・アメリカ
「WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々」(2011)トム・マッカーシー監督
「永遠の僕たち」(2011)ガス・ヴァン・サント監督
「ヒューゴの不思議な発明」(2011)マーティン・スコセッシ監督
「ファミリー・ツリー」(2011)アレクサンダー・ペイン監督
「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」(2011)テイト・テイラー監督
「ミッドナイト・イン・パリ」(2011)ウディ・アレン監督、スペイン・アメリカ
「ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険」(2011)ゴア・ヴァービンスキー監督
「シルク・ドゥ・ソレイユ 彼方からの物語」(2012)アンドリュー・アダムソン監督
「チョコレートドーナツ」(2012)トラヴィス・ファイン監督
「25年目の弦楽四重奏」(2012)ヤーロン・ジルバーマン監督
「ブラインド・フィア」(2012)ジョゼフ・ルーベン監督
「メリダとおそろしの森」(2012)マーク・アンドリュース、他監督
「モネ・ゲーム」(2012)マイケル・ホフマン監督
「リンカーン」(2012)スティーヴン・スピルバーグ監督
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」(2013)ジョエル&イーサン・コーエン監督
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013)マーティン・スコセッシ監督
「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」(2013)グレッグ・キャマリア監督
「ゼロ・グラビティ」(2013)アルフォンソ・キュアロン監督
「それでも夜は明ける」(2013)スティーヴ・マックィーン監督
「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013)ジャン=マルク・ヴァレ監督
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(2013)アレクサンダー・ペイン監督
「パークランド」(2013)ピーター・ランデズマン監督
「バックコーラスの歌姫たち」(2013)モーガン・ネヴィル監督
「ブルー・ジャスミン」(2013)ウディ・アレン監督
「フルートベール駅で」(2013)ライアン・クーグラー)監督
「アメリカン・スナイパー」(2014)クリント・イーストウッド監督
「アリスのままで」(2014)リチャード・グラツァー、他、監督
「ゴーン・ガール」(2014)デヴィッド・フィンチャー)監督
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(2014)ジョン・ファヴロー監督
「ジャージー・ボーイズ」(2014)クリント・イーストウッド監督
「ジャッジ 裁かれる判事」(2014)デヴィッド・ドプキン監督
「セッション」(2014)デイミアン・チャゼル監督
「ナイトクローラー」(2014)ダン・ギルロイ監督
「バードマン」(2014)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督
「パリ3区の遺産相続人」(2014)イスラエル・ホロヴィッツ監督、米・英・仏
「フランシス・ハ」(2014)ノア・バームバック監督
「ボックストロール」(2014)グレアム・アナブル、アンソニー・スタッキ監督
「マイ・ファニー・レディ」(2014)ピーター・ボグダノヴィッチ監督
「わたしに会うまでの1600キロ」(2014)ジャン=マルク・ヴァレ監督
「エベレスト 3D」(2015)バルタザール・コルマウクル監督
「オデッセイ」(2015)リドリー・スコット監督
「クーパー家の晩餐会」(2015)ジェシー・ネルソン監督
「スポットライト 世紀のスクープ」(2015)トム・マッカーシー監督
「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(2015)ジェイ・ローチ監督
「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」(2015)フレデリック・ワイズマン監督
「ブリッジ・オブ・スパイ」(2015)スティーヴン・スピルバーグ)監督
「ボーダーライン」(2015)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(2015)アダム・マッケイ監督
「MERU/メルー」(2015)ジミー・チン、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ監督
「レヴェナント:蘇えりし者」(2015、)レハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督
「ガール・オン・ザ・トレイン」(2016)テイト・テイラー監督
「ザ・コンサルタント」(2016)ギャビン・オコナー監督
「SING/シング」(2016)ガース・ジェニングス監督
「ズートピア」(2016)バイロン・ハワード、リッチ・ムーア監督
「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」(2016)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
「ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男」(2016)ゲイリー・ロス監督
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016)ケネス・ロナーガン家督
「女神の見えざる手」(2016)ジョン・マッデン監督、フランス・アメリカ
「私はあなたのニグロではない」(2016)ラウル・ペック監督、米・仏・ベルギー・スイス
「ウィンド・リバー」(2017)テイラー・シェリダン監督
「エイリアン:コヴェナント」(2017)リドリー・スコット監督
「女と男の観覧車」(2017)ウディ・アレン監督、アメリカ
「記者たち 衝撃と畏怖の真実」(2017)ロブ・ライナー監督
「荒野の誓い」(2017)スコット・クーパー監督
「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017)ギレルモ・デル・トロ監督
「スリー・ビルボード」(2017)マーティン・マクドナー監督、アメリカ・イギリス
「ドリーム」(2017)セオドア・メルフィ監督、アメリカ
「ペンタゴン・ペーパーズ」(2017)スティーヴン・スピルバーグ監督
「リメンバー・ミー」(2017)リー・アンクリッチ監督
「レディ・バード」(2017)グレタ・ガーウィグ監督
「グリーンブック」(2018)ピーター・ファレリー監督、アメリカ
「15時17分、パリ行き」(2018)クリント・イーストウッド)監督
「トレイン・ミッション」(2018)ジャウマ・コレット=セラ監督、アメリカ・イギリス
「運び屋」(2018)クリント・イーストウッド監督
「ブラック・クランズマン」(2018)スパイク・リー監督
「グッドライアー 偽りのゲーム」(2019)ビル・コンドン監督
「ジョジョ・ラビット」(2019)タイカ・ワイティティ監督、アメリカ・ドイツ
「ハリエット」(2019)ケイシー・レモンズ監督
「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」(2019)クリス・バトラー監督、カナダ・米
「リチャード・ジュエル」(2019)クリント・イーストウッド監督
「ノマドランド」(2020)クロエ・ジャオ監督
「秘密への招待状」(2020)バート・フレインドリッチ監督

 

 「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズにはこれまで国別のおすすめ映画を載せてきました。「中国・台湾映画」(シリーズ41)、「韓国映画・ドラマ」(46)、「ソ連・ロシア映画」(54)、「ドイツ映画」(55)、「イタリア映画」(56)、「イギリス映画1、2」(58・59)、「日本映画1、2」(62・63)、様々な国のおすすめ映画を集めた「いろんな国の映画を観てみよう」(50)、これに「アメリカ映画1、2、3」(64-66)が最後に加わり、国別おすすめ映画シリーズは完結しました。これが現時点でゴブリンがおすすめする映画の全体像ということになります。もちろん、おすすめする以上すべて自分で観ている作品です。

 もちろんお勧めしたい映画はこれですべてというわけではありません。「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズにはジャンル別などのリストもあり、そこには入っているが国別シリーズからは抜けているものもあるでしょう。また、観てから年月が経ちすぎて、観直すまで保留にしてある映画もあります。子供のころよく観ていた怪獣映画(記憶にある一番古い映画は「キングコング対ゴジラ」です)を別にすれば、僕が本格的に映画を観始めたのは高校2年生だった1971年からです。これまで5千本近い映画を観てきました。先日「映劇」で観直した「わんぱく戦争」は実に49年と8ヶ月ぶりでした。ほぼ半世紀ぶりに観て深い感慨を覚えたものです。1971年から72年にかけて450本くらい観ています。その中にはそれきり観ていないものもかなり含まれていますし、さらにその中には「おすすめ」に値するが記憶が薄れて保留になっているものも結構ありそうです。

 これからも久々に観直したものや新作もその都度書き足してゆくつもりです。またジャンル別特集もいくつか構想しています(例えばサスペンス・ミステリー特集、コメディ映画特集、西部劇特集、社会派映画(政治劇を含む)特集、映画で観る世界文学、等々)。

 僕は好きな映画を3本挙げてくださいとか、これまで観た映画のベスト10は何ですかという類の質問に一度も答えらえたことがありません。素晴らしい映画があまりにたくさんありすぎて、とても絞り切れないからです。せめて200本は選ばせてほしい(これだって泣く泣く落とす作品がどれだけあることか)。まあ、特定の監督や俳優のベスト10ならなんとか挙げられますが。だからどうしても膨大なリストになってしまうのです。古今東西の映画を積極的に観てゆく姿勢は今後も変わらないと思うので、味もそっけもないただ長いだけのリストを挙げる作業は今後も続けることでしょう。

 同時に、短くてもよいので少しずつ観た映画のレビューを書いてゆこうと思っています。記憶力が相当落ちているので、以前のような長くて緻密なレビューはもう書けません。映画レビューを書かなくなって気が付いたことは、レビューを書いてないとついこの間観たばかりの映画でも思い出せないことが多いという事実です。毎月「先月観た映画採点表」という記事を載せていますが、1ヶ月以内に観た映画でもタイトルだけではどんな映画だったか思い出せないことが当たり前のようにあるのだから我ながら情けない。観た映画はすべてフリーソフトの「映画日記」に入力していますが、その際あらすじなどを映画紹介サイトなどからコピーしています。しかしこれが全く役に立たない。それを読んでもどんな映画だったのかさっぱり記憶がよみがえってこない。映画の内容や特徴、あらすじなどを短い文章で的確に表現することは、かなりの能力と熟練を要することがこのことから分かります。もちろん自分の記憶力の衰えが一番の問題ですが(何しろ数か月前に観た映画をまるで初めて観たつもりで観ていて、後で「映画日記」に入力しようとして前に観ていたことが判明して驚愕するという経験が何度もあるのですから)、短くても自分の言葉で映画の内容や評価をまとめておくことが記憶を保つ一番の方法だと思ったしだいです。

 

<追記>
 フリーソフトの「映画日記」を利用する前は、手書きの映画日記に記録していました。スタッフやキャストと共にいつどこで観たかも記録しているのですが、たまに観た日付を書き忘れることがあります。上記の「わんぱく戦争」も日付が抜けていました。前後に観た映画の日付から何年の何月かまでは分かるのですが、何日かは分からない。そんなことは気にならない人にはどうでもいい事でしょうが、ゴブリンは記録魔なので、日付には名探偵モンク並みにこだわるので気になって仕方がない。日付の書き忘れは度々ありますが、何十年も前にテレビで観た映画の日付などもう永久に分からないと長いこと諦めていました。しか~し、今のネット社会はすごい。何と「テレビの洋画劇場で放送された作品リスト」というサイトを1年くらい前に発見してしまいました。新聞の縮刷版のテレビ・ラジオ欄でも片っ端から調べているのか、50年前に放送された映画でもその放送日が分かってしまうのです!これにどれだけ助けられたことか。
 ただ、なぜか「わんぱく戦争」はこれには載っていませんでした。改めてネットで検索し直して、やっと1972年1月9日に放送されていたことが分かりました。意外にもウィキペディアに載っていました。1月8日に観た「殺人者はバッヂをつけていた」と1月10日に観た「シェナンドー川」の間ですから、この日に間違いありません。「わんぱく戦争」の次に観た「633爆撃隊」も日付が抜けていましたが、これは「テレビの洋画劇場で放送された作品リスト」で1月9日に観ていたことが分かりました。

 

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